「シャープ株で大損」と怨嗟の声 あまりにも評判が…片山氏ドタキャンの真相 (3/6ページ)

2014.12.14 07:07

中央モーター基礎技術研究所での“デビュー”がドタキャンとなった日本電産の片山幹雄副会長(右)と、出席見合わせを指示した永守重信会長兼社長

中央モーター基礎技術研究所での“デビュー”がドタキャンとなった日本電産の片山幹雄副会長(右)と、出席見合わせを指示した永守重信会長兼社長【拡大】

 会見で、永守氏はこう擁護した。

 「極めて高いテーマを持っているんだけど、あまりにも評判が悪いんでね。しかし現状は張り切っているから成果はあがると思う」

 挫折経験

 片山氏は、技術者として通信や半導体などの技術に精通。「液晶のシャープ」を実現した立役者として知られ、数々の技術開発で特許も取得している。シャープでは早くからプリンスと期待され、平成19年に社長に就任した。

 ただ、経営者としてはシャープの経営危機を招いたとされる。主力の液晶事業で拡大路線を突き進み、液晶パネルを生産する堺工場(堺市)の建設を決断。ところが、総額約4300億円を投じた世界最大級の工場が完成する前にリーマン・ショックで液晶パネルの需要が激減。大量の在庫を積み上げた。韓国・サムスン電子などライバルとの競争に勝ち抜くための液晶事業への過剰投資が裏目に出た格好だ。

「ただ必ず実力が評価していただけるときがくる」と期待する

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