関西空港店の面積は約330平方メートルと広く、同空港第1ターミナルの全売り場面積の7分の1を占める。初年度の売り上げ目標は15億円。韓国でトップシェアを持つ化粧品メーカーのブランド品やファッション雑貨、高麗人参などを店頭に並べ、好調な売れ行きという。
海外旅行で出国する日本人も関西空港店で買い物はできるが、ロッテ免税店の真のターゲットは日本を訪れる中国人観光客だ。同社全体の14年の売上高見通しを国別でみると、化粧品などを購入するため大挙して韓国を訪れる中国人が約6割を占め、韓国人は約3割、日本人は1割に満たない。日本に出店すれば、買い物目的で訪日する中国人を取り込めるという思惑が透けてみえる。
強いマーケット戦略
ロッテ免税店の強みは、韓流スターを大量に動員する韓国企業ならではのマーケット戦略にある。韓国の大手紙、中央日報の日本語版サイトには「ロッテ免税店、韓流マーケティングで世界攻略へ」という見出しが躍る記事が掲載され、ロッテ免税店側が「韓流ブームをうまく活用して市場攻略に出る」と話したと伝えている。