中国勢も大型のコンテナ船の建造を多く手がけており、日本の動きを注視しているようだ。
中央日報電子版は、グローバル造船海運市況分析機関である英クラークソンのまとめとして、1月の世界に占める船舶受注シェアは日本が45.9%、韓国30.9%、中国17.6%だったと報じている。6年10カ月ぶりに日本が1位になったのは、今治造船の2万個積みの超大型コンテナ船の大量受注が一因として作用したとしている。
そもそも1980年代は日本が世界の造船市場でトップを走っていた。だが、安値受注などで中韓勢が猛烈に追い上げ、追い越していった。
ただ、熾烈(しれつ)な競争を繰り広げる中、中国や韓国の新興メーカーは生産規模を大幅に拡大。この結果、造船市場は需要をはるかに上回る供給過剰になり、世界の造船会社の採算は悪化した。