国内自動車、インドで顧客争奪戦 人口12億人の潜在力、農村攻略が鍵 (4/4ページ)

2015.5.30 07:00

インド市場でシェアトップのマルチ・スズキの販売店

インド市場でシェアトップのマルチ・スズキの販売店【拡大】

  • インドの市街地を走る日本メーカーの自動車=いずれも28日、チェンナイ

 農村部は開拓の余地がなお大きいとみられ、マルチ・スズキはもちろん、現地メーカーのタタも農村部での販売・サービスの拡充などに動いている。トヨタも現地ディーラーとの協力で販売網を広げ、試乗会などを開いて農村部での拡販を目指す考えだ。

 中間層以下取り込み

 経済成長の恩恵をホワイトカラーが主に享受してきたインドにとって、ブルーカラーの雇用拡大により、中間層以下の購買力をいかに高められるかが大きな課題となっている。モディ政権は「メーク・イン・インディア(インドで物作りをしよう)」をスローガンに掲げて外資の呼び込みに注力しており、海外メーカーにとってはインドへの投資を拡大して収益を高める好機でもある。

 ただ「労働争議や労働者の質など抱える課題は多い」(松野社長)。インド特有のリスクへの対応も事業拡大の成否を握る鍵となりそうだ。(松岡朋枝)

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