新電力の業者数も全国で急増している。25年度末に192社だった経済産業省への届け出は今年6月10日現在で673社になっている。洸陽電機も、自社で太陽光発電所や地熱発電所を運営するだけでなく、日本卸電力取引所(東京都)での取引などで供給力を確保している状態だ。
山本会長は「市場に電力は余っており、供給量は大丈夫。家庭に販路をつくるため、顧客基盤を確立しているガス会社などと提携を進めている」と説明。来年4月に小売りが自由化される家庭向けへの布石を打っている。
とられた分は、別エリアで
大手電力各社も準備を進めている。多くの大手電力は子会社を新電力として届け出ており、自社のエリア外で企業向けに販売している。
東京電力は、グループの新電力、テプコカスタマーサービスを通じて関電や中部電力のエリア内で企業向けに電力を販売。この子会社は昨年10月から大手家電量販店「ヤマダ電機」の関西、中部地方の62店舗に電力供給しており、大手電力会社による越境販売の先兵の役割を果している。