そして、予想外の不人気ぶりについて「数年後、誰もがこれを身に付けているとは思わない。売り上げを伸ばすような誰もが使いたくなる決定的な機能(アプリ)といった連動システムがないからだ」と弱点を指摘し、発売前に多くのアナリストが予想した今年2000~3000万本という強気の売り上げ予想に対し「良くて1000~1500万台」と反論しました。
それにしても、米国での売り上げ急減をはじめ、予想以上に不評なのはなぜでしょう?。レネッセ氏が指摘するように、誰もが驚くような機能がないことも確かに一因ではあるのですが、さまざまな海外メディアの報道を読むと、はっきりしていることが1つあります。このアップルウオッチ、女性受けが極めて悪いのです。
不振の原因は単純「女性に受けない」「すぐ使えない」
例えば、米紙ニューヨーク・タイムズ紙は6月10日付で、同紙の女性コラムニスト兼ファッション評論家のバネッサ・フリードマン氏の手による「私がアップルウオッチと決別した理由」と題した長尺コラムを掲載。
彼女はそのコラムで、友人たちの指摘を受け、時間をかけてアップルウオッチの良さを理解しようと努めましたが「手首の小さな(女性の)私にとっては美的な腕時計ではなく(単なる)電子機器で、画面が小さくイライラさせられ、ホテルの鍵代わりになるといった無意味な機能が多い」といった理由から「1カ月半使ったが決別した」と明言。