会見に登場したティム・クックCEOは、アップルウオッチの好調ぶりを表すデータを示しながら、前述の米での販売急落報道を否定。6月には最高の販売台数を記録したと明言し「アップルウオッチには巨大な可能性があると信じている」と訴えましたが、具体的な数字がないこの説明を額面通りに受け止めた人は少なかったようです。
「好調」のはずが…急遽、「中国」+「女性」で新CMを展開
実際、7月23日付米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は「当初、アナリストによる4月~6月末のアップルウオッチの販売台数予想は300~500万台だったが、(21日に)不透明な収益報告書が発表された後、150~300万台と大幅に下方修正された」と報じました。
そして、当のアップルもこの新製品が女性に不人気であることを十分自覚しているフシがあります。
7月22日付米経済紙フォーチュン(電子版)によると、アップルは7月16日から、女性にターゲットを絞った新しいアップルウオッチのCM展開をスタートさせたのです。