東電株、年初来高値で4年4カ月ぶり900円台に アベノミクスの割安株物色で

2015.8.3 12:50

 2011年3月11日に起きた東日本大震災とその後の福島第一原発事故により、株価が一時は120円まで大きく低迷した東京電力株が、3日午前に年初来高値となる939円まで値を上げた。900円台の回復は、地震・原発事故が起きた11年3月以降では、4年4カ月ぶりとなる。

 前週末終値は890円までつけていたが、3日午前の取引では一時5.5%上昇して49円高の939円まで上げた。午前終値は8円高の898円(0.9%高)。

 東電株は11年3月11日の地震発生当日は高値2150円、終値2121円をつけた。その翌日以降に福島第一原発事故の環境、自社経営への影響の大きさが次第に明らかになるにつれて、株価は急落。3月中はなんとか1000円超を維持する日が多かったが、4月以降に本格的に値を下げた。12年7月と11月には震災後最安値となる120円まで値を下げた。

 アベノミクス政策の開始以降は500円ラインを超えることも増え、特に日経平均株価が2万円を超えた今年5月以降は、投資家が割安株の物色に躍起となっており、電力株が注目。東電株は収支改善が進んでいることもあり、有望株として注目されていた。

 

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