マイナンバー制度に関する経営者向け説明会は盛況だ=東京都江戸川区の東京商工会議所江戸川支部【拡大】
全ての国民に番号を割り当てるマイナンバー(社会保障・税番号)制度に使われる12桁の個人番号の通知作業が5日から始まり、来年1月の運用開始が秒読みに入る中、中小ITベンチャーによるセキュリティーソフト商戦が熱を帯びている。各社自慢の技術が盛り込まれ、大手メーカー製とは一味違う製品がめじろ押しだ。マイナンバーの個人情報漏洩(ろうえい)対策は、なお3分の1以上が未対応とされる中小企業だけでなく、大企業でも対応の遅れが指摘されており、競争は年内いっぱい続きそうだ。
経費負担も最小限
ソフト開発のカプセルウェア(東京都千代田区)は、情報漏洩対策ソフト「カプセルウェア」を開発、7月に販売を始めた。ソフトを起動させた環境下で作成した文書に暗号化を施す。同ソフトを導入したパソコンでしか文書を復元できない。未導入のパソコンに送信した場合でも、文字が解読できないようになっている。安井慎二社長は「郵便で言えば、親展付き書留のようなもの」と話す。
一般的にセキュリティーソフトは、管理サーバーにインストールすることで、サーバーとつながるパソコンにもセキュリティーを施すが、専任の技術者を置く必要があるため、経営資源が限られる中小企業には負担が大きい。カプセルウェアはパソコンごとに導入するため、こうした導入にあたっての経費負担も最小限にとどめられる。