会見の最後に頭を下げる(左から)旭化成の平居正仁副社長、浅野敏雄社長、旭化成建材の前田富弘社長=20日午後、東京都千代田区(鴨川一也撮影)【拡大】
--電流計データの保管状況について、これだけデジタル化された時代に、レシートのようなチャート紙を使用しているのはなぜか
前島部長「配布資料の写真にある電流計や電流計チャート紙は当時のもの、つまり10年前のものです。2008年からはメモリーカードにデジタルデータとして保管できるようになっております」
--デジタル化できているのであれば、現在調査をしている3千件についてデータの突き合わせにそれほど時間がかかることはないのではないか
前島部長「電流計のデータはひとつの判断項目となります。また、紙が詰まって印字できなかったということや、人間のすることなので、データを取る際にメモリーカードへ保存するためのボタンを押し忘れてしまい、デジタルデータを保管できていないということも起きます」
--データがデジタル化されているのであれば、突き合わせ作業にそれほど手間取ることはないのではないか。住民らは安全性に問題がないか早く知りたいと思っている
浅野社長「私の経験からも、突き合わせて確認する作業というのは何枚もコピーを取って大変な作業になります」
前島部長「測定時にメモリーカードにデータを保存していても、施工報告書には電流計データを印字したものを添付してもらいます。施工報告書は紙で提出され、それをPDFファイル化してデジタルデータで保管しているため、突き合わせ作業にはどうしても時間がかかってしまう。わかっていただけますでしょうか」
《午後4時の会見開始から2時間以上が経過。電流計データに関する一連の質問が終わったところで、司会者が会見の終了を告げようとする》
--次回以降はどのようにするのか。調査委員会を立ち上げたときなど会見で報告を行うのか
浅野社長「まだ詳細は決まっておりません」
《席を立ちかけていた浅野社長がひと言だけ答え、足早に会見場を後にした》=(完)