タカタ、米当局に最大242億円制裁金 ホンダは使用中止を表明 (1/2ページ)

2015.11.4 23:53

エアバッグのリコール問題で民事制裁金を科され、陳謝するタカタの高田重久会長兼社長=4日、東京都港区(早坂洋祐撮影)

エアバッグのリコール問題で民事制裁金を科され、陳謝するタカタの高田重久会長兼社長=4日、東京都港区(早坂洋祐撮影)【拡大】

 自動車部品大手のタカタは4日、欠陥エアバッグのリコール(回収・無償修理)に関する報告遅れなどで、米道路交通安全局(NHTSA)に最大2億ドル(約242億円)の民事制裁金を支払うことで合意したと発表した。1社に科す罰金としては過去最高額になる。主要取引先のホンダは3日、新型車にタカタ製のガス発生装置を使用しないことを決めたと米国で発表した。

 タカタは、支払いが確定した7千万ドル(約85億円)を2015年4~9月期に特別損失として計上。残り1億3千万ドルは合意に違反した場合などに科される。また、エアバッグを膨らませるガス発生剤に採用していた硝酸アンモニウムの使用を段階的に中止する。

 フォックス米運輸長官は「タカタは何年間も欠陥のある製品を販売し、欠陥を認めることを拒否してきた」と批判。高田重久会長兼社長は4日、東京都内で記者会見し、「消費者や自動車メーカーに大変ご迷惑をおかけしていることをおわびする」と陳謝した。

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