携帯電話事業者は「(奨励金を)特別に積み増してはいない」(KDDIなど)と口をそろえる。実際には通常で1人3万円前後、乗り換えで5万円前後の奨励金が販売店に支払われているもようだが、その使い方は販売店任せだ。
安倍晋三首相の発言に端を発した携帯料金引き下げ論議は、16日にまとめる報告書を受けて、総務省が年度内に(1)過度の販売奨励金の是正(2)端末価格と通信料金の内訳を書面で説明(3)携帯事業者の顧客情報を仮想移動体通信事業者向けに開放-を骨子とするガイドライン(指針)を策定する。
指針が実施されれば、多額のキャッシュバックによる顧客争奪戦は影を潜めそうだ。「年度末商戦には適用してもらう」(総務省幹部)考えで、販売店がこの年末商戦で乗り換え客争奪戦に打って出た状況は“駆け込み”ともいえる。