スマートフォン向けゲームが人気となり、仮想世界に没入できるVRヘッドマウントディスプレイを使ったコンテンツも登場して、デジタルエンターテインメントの世界は大きな変化に直面している。一般社団法人デジタルメディア協会(AMD)が、こうした変化の最前線で活躍するキーマンを招いて開いたシンポジウムでは、様々な分野の事業者が特色を活かしつつ補完し合うことで、より大きな市場が得られる可能性が示された。
10月下旬に東京都内で開かれた「デジタルエンタテインメントの新潮流」というシンポジウム。「信長の野望」シリーズで知られるコーエーテクモホールディングス社長の襟川陽一氏は、事業活動から生み出されるIP(知的財産)を、ゲームなら様々なプラットフォームに展開し、出版や映像といったメディアミックス、他事業者とのコラボレーション、欧米やアジアへのグローバル展開も行って、総合的な発展を目指して来たことを振り返った。
その上で、襟川氏は業界の新しいトレンドとして、「ゲーム実況、スマートフォンとゲーム機の融合、VRヘッドマウントディスプレイ」を挙げた。ゲーム実況については、続いて登壇したカドカワ取締役で、ファミ通グループ代表の浜村弘一氏が、「融合するゲームの未来とeスポーツムーブメント」という演題で解説。eスポーツと呼ばれる人前でゲームをプレーする大会が、高額の賞金を出して大勢の参加者を集め、海外で盛り上がっている状況を紹介した。