3Dコンテンツを作れる環境が生まれ、作る人たちが現れ、それらを再生して楽しむデバイスも普及して、一気に進化したVR。「シミュレーターやコミュニケーション、デザイン・建築、教育、ライブイベント、スポーツ・イベント観戦などにも利用できる」と、VRによって新しい市場が生まれ、新しいユーザーが増える可能性も示された。
襟川氏は、クラウドゲーミングについても、次世代のゲームテクノロジーとして「できなかったことができるようになる」と高い期待を寄せていた。理想のクラウドゲームを「クラウドサーバーが何台もつながった、スーパーコンピューター並の処理能力を活用したゲーム」と話した襟川氏。「地形や海といった自然世界の物理シミュレーションをクラウドサーバーが行い、冒険部分は端末が担当することで、今までにない雄大な表現ができる」と指摘した。
こうしたクラウドゲームの実現に向けて取り組んでいるのが、シンラ・テクノロジー・インクという会社。スクウェア・エニックスで社長を務め、現在はプレジデントとしてシンラを率いる和田洋一氏は「今までのゲームは開発側がすべて仕組んでいて、お客さんにそれを追体験してもらっていた。クラウドゲームは環境自体が生きた状態になっている。そこに入っていくから自然さが違う」と話して、シンラが作ろうとしている次世代クラウドゲームが持つ可能性を訴えた。