ストリーミングによる聴き放題の音楽配信サービスが日本で本格化してきた。Amazon.co.jp(アマゾン)では11月に、年会費制のプライム会員向けに音楽配信サービス「プライムミュージック」を提供開始。AWAやLINE MUSICといった、先行する定額制のストリーミング音楽配信サービスに割って入った。同種のサービスが乱立しているようにも映るが、多様化するユーザーのライフスタイルに合わせ、それぞれが特徴を出したサービスで食い合いを避けている面も見えてきた。
100万曲以上の楽曲が聴き放題となっているプライムミュージックの日本でのサービス開始にあたって、米アマゾンでデジタルミュージック部門のバイスプレジデントを務めるスティーブ・ブーム氏が来日して、同社のプライムミュージックが持つ特徴を語った。
「ストリーミングのミュージックサービスとして、プライムミュージックはユニークなポジションにいる」とブーム氏。「CDやビデオ、ダウンロードといった様々なフォーマットで音楽によるコミュニケーションを提供」してきたアマゾンの音楽関係の品ぞろえに「ストリーミングが加わった」ことで、ユーザーの選択肢が広がった。