国内の聴き放題音楽配信サービス、各社が持ち味出しユーザー獲得へ (3/5ページ)

2015.12.31 06:56

Amazonデジタルミュージック部門バイスプレジデントのスティーブ・ブーム氏

Amazonデジタルミュージック部門バイスプレジデントのスティーブ・ブーム氏【拡大】

  • 日本で音楽配信に取り組む有力事業者がそろい踏みしたTIMMのセミナー

 台湾で始まり、日本へと進出したKKBOXの場合は、「配信だけでなく台湾と香港で音楽情報誌を出し、独自のライブ事業も行っている」(KKBOX Japan代表の八木達雄氏)といった具合に、音楽を核に多角化を進めていく事業スタンス。AWAは、「毎日ログインするたびに、新しい音楽と出会ってほしい」(プロデューサーの小野哲太郎氏)という目的を掲げ、新曲だけでなく古い曲も聴いてもらえるよう「リコメンドとプレイリストに重きを置く」(小野氏)スタンスで展開している。

 メッセンジャーアプリのLINEをサービスの基盤に持つLINE MUSICの場合は、「LINE×ミュージックという提案を進められるか」(取締役の高橋明彦氏)に取り組んでいるとのこと。日々のコミュニケーションに利用しているLINEと連携して「コミュニケーションの中に音楽が使われる仕掛けを作る」(高橋氏)。例えば、仲間どうしでテープを貸し借りしていたような行為を、LINEを介して行うようなカルチャーを浸透させることで、独自性のあるストリーミング音楽配信サービスを行えるようになるという。

 レコード会社が参加して、古くから音楽のネット向け配信を行ってきたレコチョクの場合は、CDにとって変わるサービスといった認識は持っていない。「アナログが聴かれるようになっているように、音楽の聴き方は増えている。お客の嗜好が多種多様になる中で、選んでもらえる環境を、いかに多く作っていくかが我々のやること」(執行役員の山崎浩司氏)だという。

「機械では類推できない、人の香りがするプレイリストを提供する」

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