安倍晋三首相(左)が「携帯電話の家計負担軽減は大きな課題だ」と発言した経済財政諮問会議=9月11日、首相官邸(酒巻俊介撮影)【拡大】
そして、このIoTの潜在的価値の可能性を最大限に引き出し、本物の価値にするためには、技術提供の低コスト化や強力なデータ分析力、たゆまざる進化が必要であると指摘しています。
しかし、そんなとてつもなく将来有望なIoTの技術にも大きな弱点があります。もしも第3者にハッキングされ、ウイルスに感染したり、重要なデータを盗まれたりすると、あらゆるものがネットでつながって一体化しているだけに、その悪影響はこれまでと比較になりません。
しかし前述したように、第3者からのハッキングが不可能といった多くの利点を持つライファイの技術とIoTの技術を組み合わせれば、かつてない通信革命が起きるのは間違いありません。
「昔はスマホでユーチューブをちょっと長い時間見ていたら、通信制限かかってね~」と若い世代に話すと「アホちゃ~う。意味分からへんわ」とバカにされる時代がやってくるのはもうすぐですよ。(岡田敏一)
【プロフィル】岡田敏一(おかだ・としかず) 1988年入社。社会部、経済部、京都総局、ロサンゼルス支局長、東京文化部などを経て現在、編集企画室SANKEI EXPRESS(サンケイエクスプレス)担当。ロック音楽とハリウッド映画の専門家。京都市在住。