【高論卓説】シャープ身売りの行く末 「経営の独立性」は名目だけ…鴻海傘下で虚妄 (4/4ページ)

2016.3.3 06:30

大阪市阿倍野区のシャープ本社

大阪市阿倍野区のシャープ本社【拡大】

 言葉だけだろうと「経営の独立性」にシャープの経営者がこだわるのは「シャープ」のブランドを守る姿勢を見せたいためかもしれない。「液晶のシャープ」で一時代を築いたプライドもある。

 しかし自力で立ち直れない企業が他社に買収されて再起を図るのは、経営を根っこから変える必要があるからである。正式な契約がまとまれば、シャープ再生の成否は、ワンマン経営で知られる鴻海の郭台銘董事長の辣腕(らつわん)に委ねられる。

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【プロフィル】森一夫

 もり・かずお ジャーナリスト 早大卒。1972年日本経済新聞社入社。産業部編集委員、論説副主幹、特別編集委員などを経て2013年退職。著書は「日本の経営」(日本経済新聞社)、『中村邦夫「幸之助神話」を壊した男』(同)など。66歳。

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