弱点を克服したマツダ「SKYACTIV-D」 最大の難関は何だったのか? (9/9ページ)

2016.3.19 17:14

高圧縮比と低圧縮比のディーゼルエンジンの比較(図1)
高圧縮比と低圧縮比のディーゼルエンジンの比較(図1)【拡大】

 今回の国土交通省による路上走行試験は、このマツダの開発活動がムダではなかったことを証明している。

 こうしたマツダ独自のディーゼルエンジン開発にあたって、最大の難関は何だったのか? この質問に対して寺沢からの答えはこうだった。

 「本当にそんな低圧縮のディーゼルがものになるのか? と疑ったエンジニアが社内にはたくさんいましたよ。無理もないと思います。それだけに、そうした既成の意識との戦いが最も厳しいでしたね」

 革新的な開発のカギは、意識改革にある。

 マツダのディーゼルエンジン、SKYACTIV-Dもその意識改革の産物のひとつだろう。

 (文中敬称略)

 (ジャーナリスト 宮本喜一=文)(PRESIDENT Online)

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