郭会長自身も、4月2日の調印式の後の会見では、蚊取空清について3度も言及しているが、ロボホンについて話題にしていない。もっぱら郭会長のシャープへの関心は、液晶や有機ELなどディスプレー事業にあるとされる。
開発を担当した、シャープのコミュニケーションロボット事業推進センター商品企画部の景井美帆チームリーダーは「(買収の)不安はないが、両社でどういう相乗効果があるか現場レベルでは分からない」という状況だという。
発売日は5月26日。価格は税抜き19万8千円。月980円のサービス料金が必要になる。電話の通話機能を使うには650円から。
ソフトバンクグループの人のヒト型ロボット「Pepper(ペッパー)」の本体価格が19万8千円と同じであることを考えても決して安くない。ただ、ペッパーはアプリを利用したり、修理などの保証を受けたりする費用を含め、3年間で計100万円以上必要になる。
試作品でテストしたところ「手放せなくなった」という反響があったといい、生産ペースは月産5千台だが、長谷川専務は「年間10万台を超えたい」と意気込む。