挑戦に飢えていたシャープ社員たち 目玉オヤジ「ロボホン」は売れるのか (4/4ページ)

2016.5.8 17:04

シャープが発売するモバイル型ロボット電話「ロボホン」。背面のディスプレイを指でスライドさせて操作する

シャープが発売するモバイル型ロボット電話「ロボホン」。背面のディスプレイを指でスライドさせて操作する【拡大】

  • シャープが発売するモバイル型ロボット電話「ロボホン」

 売る戦略は

 ロボホンは売れるのか。高橋氏は、「米アップルのスマホ『iPhone(アイフォーン)』以来のイノベーション」とロボホンを自賛したが、一世を風靡したアイフォーンは、一級の部品を使い、デザイン性を高め、量販店に値下げをさせないなど、徹底的なブランド戦略で成功した。家電量販店の値下げ攻勢にあわず、ブランドと価格を維持できるかがスタート地点となりそうだ。

 景井氏は「経営危機になったここ数年は、社員たちは新しいものへの挑戦に飢えていた」と振り返る。

 経営再建がおぼつかないながら、その新規性から上司や周囲の理解に恵まれ、久しぶりに開発に没頭できた製品だという。注目が大きい分、結果にかかる期待も大きい。

 ロボホンをいかにして売るのか、シャープと鴻海は戦略が問われている。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。