--提携の経緯は
ゴーン社長「日産と三菱自は軽自動車以外でも関係強化に取り組んできた。急いでいたわけではないが、三菱自に突如危機的状況が発生したため、お互いのメリットを検討して、短期間で合意を形成した。早まった感はあるが、継続的な協議の延長線上だ。例えば、プラットフォーム(車台)の開発には1つで5億ドルくらいかかるが、1つの車台を2社で使えば、開発は1回で済む。これらは電気自動車(EV)や自動運転システムの開発などでも言えることだ。日産にはルノーとの提携で2つのブランドを自主的な経営で成長させてきた実績がある。三菱自も提携後はブランドは維持しつつ、必要な改革を行い問題を克服していく」
《大きな身ぶりを交えながら語るゴーン社長。説明にも力が入る》
--出資比率を34%にした理由は
ゴーン社長「ダイムラーのツェッツェ会長に以前『なぜ日産とルノーはうまくいってダイムラーはうまくいかないのか』と聞いた記者がいた。ツェッツェ会長はまず提携し、その後何を協力できるか検討する手法だ。われわれはその逆でまず、何を協業できるかを検討する。三菱自の取締役会長は日産が推薦する人間になるが、支配するのではなく、パートナーシップをまとめて力を合わせる。この手法が日産とルノーが17年間の提携に基づいた提携だ」