スズキは31日、燃費データを不正に測定していた問題で、不正の詳細や具体的なデータなどを国土交通省に再報告し、鈴木修会長と鈴木俊宏社長が午後5時半から、東京・霞が関の国土交通省で記者会見で説明する。国交省は報告内容を検証し、対応を検討する。
スズキは、燃費を算出するのに必要な走行抵抗値と呼ばれるデータを、法令で定められた屋外での走行試験ではなく、室内の各種設備を使って不正に測定していた。対象は他社への供給分を含めて計27車種、210万台超。
スズキは燃費そのものの改ざんを否定。国交省は、スズキの主張が正しいかどうか確認するため、裏付けとなるデータを31日までに報告するよう求めていた。