電力大手、海外需要の獲得加速 国内頭打ち…アジア中心に発電事業拡大 (2/3ページ)

2016.6.16 06:33

九州電力が建設中のインドネシアの地熱発電所(同社提供)

九州電力が建設中のインドネシアの地熱発電所(同社提供)【拡大】

 持ち分出力がJパワーに次いで多く、約330万キロワットで並ぶ東電HD、中部電力は7月、火力発電事業の統合に向けて共同出資で設立したJERA(ジェラ)に海外発電事業を統合する。受注に欠かせない人脈が広がるなどの統合メリットをフル活用し、アジア以外の中東、北米も積極的に開拓していく。持ち分出力を30年度に2000万キロワットにする計画だ。

 関西電力は今春、25年度に現在の約10倍の最大1200万キロワットに引き上げる目標を掲げた。海外事業には5000億円を投じる計画で、まず強化策第1弾として6月中にタイとインドネシアに拠点を開設する。両国を足場にアジアで優良案件の獲得に乗り出す。北米、欧州への進出なども検討する。インドネシアで出力32万キロワット(持ち分出力8万キロワット)と世界最大級の地熱発電所建設を進める九州電力も、持ち分出力を現在の150万キロワットから30年に500万キロワットに引き上げる計画を打ち出す。

海外発電事業の収益率は高い

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