
ウーバーのシステムを活用した京丹後市の「ささえ合い交通」。手にしたタブレット端末のアプリで女性が配車を依頼すると、自家用車が到着した。こうした取り組みを広げることができるか=5月、京都府京丹後市【拡大】
新脚本で臨め
しかし、ルールといっても法令を破るとなるとまったく別次元の話だ。いくら法令が時代遅れでばかばかしいと思われるようなものでも、法に触れることは褒められることではない。
法令に違反することを公言するような企業があれば、イノベーションの原動力や中間層のために戦う擁護者としてではなく、信用できない人が運営する利己的な存在として理解されることになるだろう。
日本の産業界をディスラプト(破壊)しようともくろむ欧米企業、そして諸外国への進出を検討する日本企業は、国内市場での成功戦略はいったん忘れ、新しい脚本を手に新市場に臨むべきだ。
文:ティム・ロメロ
訳:堀まどか
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【プロフィル】ティム・ロメロ
米国出身。東京に拠点を置き、起業家として活躍。20年以上前に来日し、以来複数の会社を立ち上げ、売却。“Disrupting Japan”(日本をディスラプトする)と題するポッドキャストを主催するほか、起業家のメンター及び投資家としても日本のスタートアップコミュニティーに深く関与する。公式ホームページ=http://www.t3.org、ポッドキャスト=http://www.disruptingjapan.com/