なぜ人はポケモンGOやソシャゲにハマるのか 行動経済学から分析 (2/4ページ)

2016.9.4 07:11

銀座でポケモン探し=東京都中央区
銀座でポケモン探し=東京都中央区【拡大】

  • アサツーディ・ケイ 第1アクティベーション・プランニング本部第1アクティベーション・プランニング局プランニング・ディレクターの橋本之克氏
  • これからのゲームデザインに重要なのは「ウィン-ウィンの構造を作ること」だと橋本之克氏は訴える
  • 「ポケモンGO」が愛される行動経済学的な理由

 セッションで橋本氏は、行動経済学の理論に沿って、人がソーシャルゲームにハマっていく理由を解説した。プレーヤーがゲームを止められなくするために、レアアイテムを用意したり、マルチプレイの要素を載せたりすることは、行動経済学でいう「サンクコスト効果」、過去にかけられた費用や労力にこだわってしまう心理を働かせるものになる。

 「保有効果」も働かせている。「だんだんゲームがうまくなってきた、自分向きのゲームかもしれないといった自信が出てきて止められない。自分で育てたキャラクターやチームを持っていたい」といった心理が、もう止めようという判断をプレーヤーにさせない。

 もうひとつ、「同調効果」もあるという。「あいつがこのゲームをやっている、こんな時間までやっている、たくさんの人がやっている」といった思いから、自分もやらなくてはと考えてしまう。こうした、ソーシャルゲームに人がハマる一連の理由を挙げた上で、橋本氏は世界中で人気の「ポケモンGO」について分析した。ダウンロード数が1億をこえ、世界各国でランキングの上位を走り続けるモンスターアプリがこれほどまでの盛況を見せた理由。ここにもソーシャルゲームと同じ「サンクコスト効果」「保有効果」「同調効果」があるという。

「今まで使った時間、今までの自分のがんばり」を無駄にしたくない心理を挙げ…

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