日立製作所は5日、2050年度までの環境長期目標「日立環境イノベーション2050」を策定したと発表した。原材料の調達から生産、輸送、使用など一連の企業活動を通した二酸化炭素(CO2)の排出量を10年度比で80%削減し、水・資源利用効率も50%の改善を目指す。
昨年末に開催された気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)では、今世紀後半に温室効果ガス排出量を実質的にゼロにする新たな国際枠組み「パリ協定」が採択された。企業も環境目標を掲げることが求められている。この採択を受けて、今回、日立は50年度までの環境目標を策定した。
日立の15年度のCO2排出量は2億7千万トン。そのうち、製品やサービスを使用する段階で9割以上を排出している。省エネ技術の開発や、モノのインターネット(IoT)を活用した環境に優しい循環型社会を普及させ、CO2の排出削減に取り組む。まずは30年度までにCO2の排出量を同50%削減する。
また、質の高い造水、浄水、配水、下水処理技術を開発し、水・資源利用効率も50%改善する。