マツダ“地味”な独自技術で存在感 原点回帰で危機の歴史と決別なるか (4/5ページ)

2016.9.7 06:35

マツダが8月25日に発売した旗艦車「アテンザ」の改良モデルも車両制御技術「GVC」を採用している
マツダが8月25日に発売した旗艦車「アテンザ」の改良モデルも車両制御技術「GVC」を採用している【拡大】

  • 「アテンザ」改良モデルは制限速度などを表示するヘッドアップディスプレーを採用した

 08年のリーマン・ショック後には業績が悪化し、翌年に1000億円の公募増資を実施するなど度重なる危機を乗り越えてきた。

 12年には環境規制への対応が難しいロータリーエンジンの生産を中止する一方で、誕生したのがスカイアクティブだった。

 人間中心の設計思想

 スカイアクティブは、代名詞ともいえる量産エンジンで最高圧縮比(低燃費)を誇るクリーンディーゼルなど環境技術のほか、安全性能でも独自路線を採っている。

 各社は自動運転を視野に衝突回避ブレーキや車線からの逸脱を回避するなど人為的な操作ミスを機械によって防ぐ技術の開発に注力する。マツダもこれらの技術を採用するが、重視するのは運転手のより正しい認知、判断、操作を支える「人間中心の設計思想」だ。

人間が最もリラックスできる無重力状態に近いシートポジションを追求

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