【インターネットWatch】シーテック、CPS/IoTの総合展に大転換 (2/5ページ)

シーテック・ジャパン2016の開催概要について話す情報通信ネットワーク産業協会専務理事の片山泰祥氏
シーテック・ジャパン2016の開催概要について話す情報通信ネットワーク産業協会専務理事の片山泰祥氏【拡大】

 “最先端IT・エレクトロニクス総合展示会”として実施してきた過去のシーテックは、名実ともにデジタル家電の祭典といっても過言ではありません。

 だからこそ、シーテックの「CE」を「Customer Electronics」の略だと勘違いされました。実際は「Combined Exhibition of Advanced Technologies」の略がCEATEC。最初の「CE」が「Combined Exhibition」ということでございます。日本語で言えば「先進技術の複合見本市」とでも言いましょうか。時代の最先端技術によって、いかに人々の暮らしが豊かになるのかを提示する展示会として誕生したシーテックは、時代の流れに合わせ、デジタル家電の祭典として発展をしてまいりました。

 ◆最先端技術が使命

 しかし、時代は変わりました。世界情勢、さらには業界動向の変化を受けてここ数年は自動車をはじめとする他産業との連携や融合を目指してきましたが、一方で「家電見本市」という認識が大きく変わることもありませんでした。出展者数や来場者数の伸び悩みのみならず、出展を取りやめる企業が出てきたことは紛れもない事実であります。昨年は出展者数が531、来場者数が13万3048人。いずれも16年の歴史において過去最低の記録に終わりました。

 私たちはこの結果を「シーテックよ、変われ」という叱咤(しった)激励のメッセージと受け止めております。私たちは変わらなければいけない。むしろ、シーテックを一変させることで、日本の産業界の新しい道筋を示さなくてはなりません。それこそが私たち業界団体に求められる役割であるというふうに実感しております。