
新型車両の導入に伴い、順次姿を消すことになった「103系」。関西在住者にとってなじみ深いオレンジ色の車両はJR大阪環状線のシンボルだった=大阪市北区のJR大阪駅【拡大】
車両内部も、これまでの“時代遅れ”を一気に取り戻す技術を投入する。4カ国語にも及ぶ電光表示がドアの上に設置され、シートも座り心地を追求。全車両に車いすなどのスペースも設けている。
ドア数は4カ所から3カ所に変更。これによりJR西は「少し便利になる」と自負する。
大阪環状線には3ドアと4ドアの車両が混在し、ホームには「○」と「△」の2種類の乗車位置表示がある。だが新型車両への移行で3ドアに統一され、ホームの表示も一つになる。ただでさえ乗り入れが多い上に乗車位置も異なるという難解さが解消されるのだ。
開くドアが固定されれば、首都圏と比べて進んでいなかった転落防止ホームドアの設置も加速するとみられている。
乗客に数々の不満を抱かれながらも、親しみと愛着を持って見守られてきた大阪環状線は今、大きく生まれ変わろうとしている。