今年の主役は4Kテレビ?…年末商戦が本格スタート 需要先食いで消耗戦の様相も (1/2ページ)

 年末商戦が本格化し、インターネット通販を含めたボーナスの争奪が熱を帯びている。家電では低迷していたテレビ販売が、高画質の4Kが手ごろな価格になって復調傾向だ。だが伸び悩む個人消費に対応するため、各社は秋にイベントを乱発しており、需要先食いの反動も懸念される。

 ネットで海外ファッションの格安セールを手掛けるギルト・グループは7日から、来月9日までの約1カ月間、東京・表参道に実店舗を初めて構えた。定価販売となるが人気ブランドを週替わりで取り扱い、一部新作では先行販売も実施。おしゃれに敏感な層への知名度を実店舗で高め、通常のサイト販売に弾みをつける考えだ。

 ネット通販大手のアマゾンジャパンも6日から年末セールを始めた。「ネットショッピングが最も盛り上がる」(担当者)のが例年この時期で、規模は年々拡大。今年は値下げ商品を昨年の約2倍の2万点に増やした。

4Kテレビは「価格が下がり、お客の関心も高い」