アスクル、倉庫火災の影響が拡大 ネット通販「ロハコ」3万種が東日本で販売できず

2017.2.21 10:48

消火活動が続けられているアスクルの物流倉庫=20日、埼玉県三芳町(共同通信社ヘリから)
消火活動が続けられているアスクルの物流倉庫=20日、埼玉県三芳町(共同通信社ヘリから)【拡大】

 アスクルは21日、埼玉県三芳町の物流倉庫火災に伴い、個人向け通販サイト「LOHACO(ロハコ)」で扱う商品のうち約3万種類が、東日本で注文に応じられない状態に陥っていることを明らかにした。アスクルはほかの拠点から配送するなどし、欠品の解消を急ぐ。

 三芳町の倉庫は、ロハコ事業で東日本に住む顧客の注文に応じていた。横浜市の倉庫にある商品で対応しているが、在庫は法人向け商品が中心で個人向けが不足しているという。

 アスクルは2012年に資本・業務提携したヤフーのノウハウを生かし、個人向けの通販事業を強化した。ロハコは食品や飲料のほか、衣料品や生活用品など計50万種類以上の商品を扱う。最短で当日宅配するため、女性を中心に支持を広げているという。

■アスクルの埼玉倉庫火災、発生丸5日経過も鎮火できず

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