【日本発!起業家の挑戦】専門家が伝授、急増するサイバー攻撃に備える方法 (2/5ページ)

カウリスの創業者で代表取締役CEOの島津敦好氏
カウリスの創業者で代表取締役CEOの島津敦好氏【拡大】

 --Webとモバイルの認証はユーザーネームとパスワードで行われるのが主流です。IoT(モノのインターネット)時代の到来に伴い、この傾向は変わってくると思いますか

 「スマートフォンやWebブラウザは通常個人で利用しますが、自動車やその他の機器は家族や友達と共有されることが多いので、セキュリティーに関してもより顧客中心のアプローチが取られるようになるでしょう。カウリスはトヨタ自動車のオープンイノベーションプログラムに採択され、IoTのセキュリティーについて共同研究をしています。顧客が製品をどのように使うのかもっと正確に把握する必要があります。セキュリティーのモデルとしてはこれまでより複雑になるかもしれませんが、結局それが利用者にとって今よりも簡単で安全なプロセスになります」

 --インターネット詐欺は諸外国と比較すると少ない印象です。問題はどれぐらい深刻なのですか

 「2015年に政府が調査したところ、公開会社のおよそ3分の1がサイバー攻撃の被害を受けたことがあると報告されました。特にインターネットでのクレジットカード不正利用の被害は30億円に上ります。ですから、ネット詐欺は決して少ないとはいえませんし、年々増加しています」

「日本語」が防壁だった