5年以上絶食した「ダイオウグソクムシ」 死因は「餓死」ではなかった… (5/5ページ)

2014.3.13 10:06

ダイオウグソクムシの標本を手にする飼育員の森滝丈也さん=鳥羽市

ダイオウグソクムシの標本を手にする飼育員の森滝丈也さん=鳥羽市【拡大】

  • 「No.1」の体内から見つかった酵母様真菌の顕微鏡写真(鳥羽水族館提供)
  • 鳥羽水族館で飼育中のダイオウグソクムシ。No.1の死でさらに謎が深まった=鳥羽市

 神奈川県藤沢市の新江ノ島水族館では、No.1とほぼ同時期の19年からダイオウグソクムシの飼育を始め、現在は7個体に3カ月に1度の割合でサンマやイワシなどを与えている。飼育員の北嶋円さん(32)は「もともと食が細い生き物という知識の中で、分からないことが多い。限られた餌を与えているので、これまでに死んだ6個体はいずれも解剖までして調べることはなかった」と話す。

 深海生物学を専門とする北里大海洋生命科学部の三宅裕志講師(44)は「No.1の体内の液体が、ヒトの腸内細菌のように共生関係にあることも考えられる。逆にその液体が原因で死んだのかもしれない。ダイオウグソクムシに関する資料はまだまだ少なく、もっとデータを集める必要がある」と指摘する。

 No.1の絶食には、ネットをはじめとして大きな関心が集まった。これをきっかけに、ダイオウグソクムシの研究が盛んになれば、人の生活や健康に結びつく大きな成果が生まれるかもしれない。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!