予想される巨大地震による火力発電所の最大被害想定【拡大】
津波ではほとんどの火力発電所が浸水せず、運転継続できるが、主に太平洋沿岸部に立地する6発電所が最大10メートル浸水し、復旧には4カ月以上かかると試算。会社別では、関西の2発電所(390万キロワット)、電発の1発電所(210万キロワット)などとなっている。また、震度7の大きな揺れに見舞われれば、11発電所(計2162万キロワット)がタービン建屋の損傷などで「復旧に1カ月以上かかる」とした。
一方、首都直下地震では東電と電発の16発電所(計約4400万キロワット)を調査。津波被害はなく、震度7の揺れが発生した場合、「復旧に1カ月以上かかる」のは東電と電発1発電所ずつだった。