千葉工業大学 国際宇宙ステーション 流星観測プロジェクトMETEOR (3/9ページ)

2015.3.21 05:00

松井孝典所長

松井孝典所長【拡大】

  • 荒井朋子氏

 □惑星探査研究センター・松井孝典所長に聞く

 ■短期間で成果 学生、研究者の励みに

 ◆天候の影響ない環境

 --なぜ地上での観測ではなく宇宙からの観測なのか

 地上からの観測は、天候などの影響があるため即応性・継続性がない。そのため一般的結論が出せるようなデータが少ない。しかし、宇宙からの観測ならば天候に左右されることがないため、適していると考えた。

 --流星に着目した理由は

 平成21年にこのセンターを立ち上げたとき、アストロバイオロジー(宇宙における生命の起源、進化などの普遍性を明らかにしようとする研究)の視点から火星における生命探査をやろうと思った。しかし、火星探査だと先が長く、20年ほど機器開発だけを行い、実際の探査ができず時間だけ経(た)ってしまうことになりかねない。そこで、もう少し短期間で実施できることがないか考えた結果、彗星の探査を思いついた。だが、彗星まで探査機を飛ばすのにはやはり長い年月がかかってしまう。探査機を飛ばさずに調べる方法がないか検討した結果、流星を調べることを思いついた。太陽に彗星が近づくと、分裂や活動が盛んになり塵を噴き出す。塵が彗星の軌道に広がり地球の軌道と交差すると流星群として観測できる。流星群の観測は彗星の観測とほぼ同じことだ。人工衛星は費用がかかるものだが、超小型衛星ならば費用も時間もあまりかからずに観測できるうえ、過去にもほとんど行われていない。

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