千葉工業大学 国際宇宙ステーション 流星観測プロジェクトMETEOR (7/9ページ)

2015.3.21 05:00

松井孝典所長

松井孝典所長【拡大】

  • 荒井朋子氏

 --この研究センターの特徴は

 私は理学部の出身だが、この大学には理学部がない。そこで、アストロバイオロジーという目標に向かい、理学部と工学部出身者が共に研究するためには、なにが可能か考え、惑星探査であれば工学系も一緒にできると思いついた。当初は、太陽系で生命がありそうな火星を探査することを考えたが、探査が実現するまで時間がかかりすぎ、その間、他の新しいことに取り組めない。他国が進めているプロジェクトにも、すぐにはメンバーに入れない。ではわれわれがやれる範囲は何かと思案し、彗星や流星の観測だと気づいた。これならば短期での観測・研究ができる。これをやりながら、国による長期の計画に参加することもできる。この研究センターは、人材・研究費がしっかりしている。10人の常勤の研究員の他にも客員研究員などがいる。また、国からの研究費の補助だけに頼ることなく、大学が研究費を出している。そのため、短期的成果を挙げながら、長期の研究にも参加できる。短期・中期・長期の研究ができ、小回りがきく。そんな研究所は、国内外を見渡しても他にはない。短期間に成果を挙げることは教育的にも重要なことだ。長期の研究も大切だが、なかなか結果が出ないため、研究者にとって短期の研究で成果を出すことは非常に励みになる。夢を与えられる。今回のように日本の一私立大学がNASAと共に観測を行うのは国内で初めてだ。小さな大学の研究センターでもこのようなことができるということは、宇宙への夢を持っている学生たちが、特別な大学や宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの国の機関に入れなくとも、あきらめる必要がないということだ。

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