夜道で自転車に乗りながら、口に含んだコーヒーを女性に吹きかける男。不気味な犯行は女性を恐怖に陥れたが、目撃証言と一致する特徴のある縮れ毛を付近の防犯カメラがとらえていた【拡大】
しかし、捜査員の目をかいくぐるように、10月31日未明には3件連続で事件が発生した。男は自転車を止めようとした女性(20)に近づき、背中付近にコーヒーを浴びせるなどしたうえ、被害者の自転車を盗んで逃げるなどした。
この直後、地元の布施署員が犯人とよく似た男を路上で発見する。
「家はここです。今は現場でとび職をしています。名前は…」
署員の職務質問に対し、男は淡々と説明を始めた。そのときは事件との関連は明らかにならなかったが、その後、男が職場を無断欠勤し、自宅から行方をくらませていることなどの不審な点が判明した。
府警が行方を追っていたところ、11月2日、捜査員が自宅近くのゲームセンターで遊んでいる男を発見。布施署に任意同行し、事情を聴いたところ、容疑を認めたため、暴行容疑で逮捕した。
男は26歳の元とび職だった。「仕事でムシャクシャしていて、無性に腹が立っていた。イライラを発散するためだった」と容疑を認めた。男の髪型は目撃証言と酷似する「チリチリ」の縮れ毛だった。