「攻殻機動隊」などアニメの世界を現実化するプロジェクト続々 (4/4ページ)

2016.5.4 07:20

「攻殻機動隊 REALIZEPROJECTtheAWARD」に登場した「空圧式人工筋肉身体防御スーツ」

「攻殻機動隊 REALIZEPROJECTtheAWARD」に登場した「空圧式人工筋肉身体防御スーツ」【拡大】

  • ワンフェス会場に登場したCerevoの1/1サイズ「ドミネーター」
  • 問いかけると歌や踊りで答えてくれるロボットの初音ミク
  • MeltinMMMIの高機能筋電義手。ケーブルが消えワイヤレスで操作できるようになった

 そのCerevoは、2月に行われた模型の祭典「ワンダーフェスティバル2016[冬]」にブースを構えて、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」に登場する変形銃「ドミネーター」を完全再現した製品を出展して話題を集めていた。

 データベースから対象となる人物に関する情報を参照し、犯罪係数というものを判断して捕縛するなり消滅させるといった攻撃を行う銃。Cerevoではスマートフォンと組み合わせ、カメラでとらえた人物の係数を表示しつつ、それに合わせて人間を麻痺させるパラライザーから、完全に消し去るエリミネーターへと、アニメのとおりに変形する模型を作り上げた。8万円前後と高額にもかかわらず、購入を予約する人でブースには長い列。たとえ模型でも、本物っぽさを追求することでユーザーの関心を呼ぶことを示した。

 「ワンフェス」では、VOCALOIDのキャラクターとして人気の初音ミクがロボットとして登場して注目を集めていた。コミュニケーションロボットの「BOCCO」で知られるユカイ工学が持つロボットドール「iDoll(アイドール)」の技術と、グッドスマイルカンパニーが手掛けるフィギュア「ねんどろいど」が持つ独特なスタイルが合体。こうして生まれた「HATSUNE MIKU by iDoll × Nendoroid」は、人の声を判断して歌い踊る。これまでの初音ミクファンだけでなく、ロボット好きも含め幅広い層にアピールしそうだ。

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