あくまで庶民の味にこだわりをもつ遠藤さん。「同じ粉もんでもお好み焼きなら、最近は落ち着いた雰囲気で食べられる高級志向の店も増えていて、可能性あるんちゃいますか」と話した。
テリーヌ、ステーキ…ときてコースの締めは粉もん
そこで訪ねてみたのが、お好み焼きチェーン「千房」(大阪市浪速区)。昭和42年創業の老舗である同社は、価格帯が千円前後の通常の「千房」のほかに、ステーキハウスのようなイメージでコース料理が楽しめる「ぷれじでんと千房」や、「千房エレガンス」も展開している。
今年7月にオープンした「ぷれじでんと千房ホテル日航ビル店」(同市中央区)は、ホテルの宿泊客や接待のビジネスマンらでにぎわう。店内は格調高いインテリアに、明かりをほのかに落としたムードある雰囲気。一番人気の「宴」コース(4980円)を注文すると、前菜の野菜のテリーヌに続き、シェフ帽子を被った女性従業員が、目の前の鉄板で黒毛和牛のステーキやノルウェーサーモンなどを鮮やかに焼いてくれる。そして、コースの締めはお好み焼き。たしかに従来のお好み焼き屋とは違うイメージだ。