<資格>
プランニングやマーケティングについては、過去の実績も大事ですが、MBAや証券アナリストといった資格の有無が大事です。特にMBAについては、取得した大学も見られます。アメリカのアイビーリーグや、ロンドン・ビジネス・スクール、INSEADなどのヨーロッパのビジネススクールなど名門大学であると、やはり面接官の注目度が高くなります。
一方で、人事や経理、法務などの職種は、基本的なスキルが身についている場合、業界未経験でも採用となる場合があります。いずれにしても、外資系の採用は即戦力人材であることが基本ですから、前職での実績はとても重要です。「ポテンシャル採用」や、研修しながら育てていくなどの発想は外資系企業にはないと考えていいでしょう。
<異文化の受容性>
スキル以外の面で気にするのが、「文化を受け入れられるかどうか」という問題です。「個人主義」などと形容されるのが外資系企業の特徴。例えば、長く日本の大手企業で働いていた人が、シリコンバレーの中小企業に転職する場合、社風や環境があまりに違いすぎて文化になじめないことが多いのです。いくらスキルや実績がマッチしても、働く企業の出身国のカルチャーが理解できていないと採用には至りません。そのためには、海外で生活して文化を知っておくといいでしょう。今の勤務先に海外支社があれば、手を挙げて働きに行ってみるのも有効かもしれませんね。
<人脈>
そして、最後にものをいうのが、実は「人脈」なのです。特に営業職に顕著ですが、「○○という会社に知り合いがいて、商談が持ち込める」といったルートを持っていることは、貴重なアピールになります。というのも、外資系企業は日本国内であまり人脈を作れていない場合が多く、その部分を転職者に期待しているからです。
オプティアパートナーズ株式会社 代表取締役 マックス ナイト
オーストラリア出身。1992年より東京在住。1997年以降は金融サービス業界でのリクルーティングに携わり、数多くのグローバル企業や日本企業の採用活動をサポートする。2002年5月、取締役のニック・ジャマンティスとオプティアパートナーズ設立。会社全体の運営に加え、金融サービス業界や、プライベート・エクイティ投資など、不動産関連に重点を置いた投資銀行部門全般の人材紹介を担当。
(リクナビNEXT/2012年1月25日)