実は、冒頭のフレーズはコンサルタント会社のデロイトのグローバル人材トレンド2013のレポートを読みながら思ったことだ。59か国のビジネスリーダー及び人事担当エグゼクティブ1300人以上を対象とした調査結果である。
彼らの関心の上位5つは「次世代リーダーシップ」「人材育成競争」「組織変更の加速」「ビジネスの新たな優先事項に沿った人事改革」「経営陣による人事戦略の変革」だ。地域によって順位に違いはあるが、関心項目にさほど差はない。
数十年もの間、多くの企業は「完璧なリーダー」像があると思い込み、そのモデルを複製しようと努めてきたが、実際そのようなものは存在しないことが分かってきた、とある。
先進国市場の行き詰まりと新興国へのシフト、インパクトあるイノベーションの必要性、日々変わる規制への対応などさまざまな課題に向き合うにあたり、「ユニークな課題はユニークなリーダーを必要する」とリーダーには汎用性がないことを指摘している。
「万能型は世界の何処にもいるらしいが、ここにはいない」と焦りまくる日本で盛んに語られる「グローバル人材」論は、随分と古臭いのだろうか。