入所者ごとのケア方法を記したカードを携行してケアにあたる=神奈川県三浦市のなのはな苑【拡大】
必要なケア見極め
松浦美知代看護部長は「本人ができる所、できない所を見極め、できない所を補完する介護に努めている」と言う。
例えば、着替え一つを取っても、できない理由は人によって異なる。腕や足のまひが原因なのか、着替える気分ではないのか。認知症で着替えができない場合も、衣類を着る順番が分からない人もいれば、ボタンを留められない人もいる。「片方の袖を通せば、あとは自分で着る人もいるし、『上着だよ』と見せて、着る順番に手渡せばできる人もいる。全て介助して着せようとすると、認知症の人は何をされているか分からないので混乱し、抵抗したり拒絶したりする」
歯磨きも、自分でできる人、歯ブラシを渡せばできる人、ペーストをつけて渡せばできる人によって介助の仕方が異なる。同苑では介護職が必要な支援、具体的な援助内容を入所者ごとに記載したカードを携行。その人に合う方法でケアする。