リケジョの星
STAP細胞の生みの親で、「リケジョの星」として一躍脚光を集めたのが、理研研究ユニットリーダーの小保方晴子さんだった。
酸の刺激だけで細胞を初期化するという、従来の科学の常識ではあり得ない方法を思いついたしなやかな発想力と、一度は英科学誌ネイチャーに論文の掲載を却下されてもあきらめずに研究を続けた熱意。その一方で、会見には今風の女性らしいチャーミングな容姿で登場したかと思うと、日本古来のかっぽう着を着て研究に向かうという“ハイブリッド”な女性だ。昔ながらの「地味」「勉強ばかりしていそう」という理系女子の固定観念を覆した。
小保方さんの登場は、研究成果はもちろんのこと、実験室の壁紙を塗り替えたり、机にキャラクターグッズを並べたりといった女性らしい面も取り上げられた。
親族ら友人など周辺への取材も過熱した。小保方さんは、理研を通じて研究と関係のない取材の自粛を求めるほどで、数年前から広がり始めた「リケジョ」という呼称を強く印象づけた。