阪神沿線の魅力を紹介する冊子を披露する学生ら=兵庫県西宮市の武庫川女子大【拡大】
地域の活性化につなげようと、メディア学を専攻する武庫川女子大(兵庫県西宮市)の学生らが阪神沿線を舞台に町の魅力を紹介する映像と冊子「MUCOJOCCO(むこじょっこ)~女子大生が行く阪神沿線ギュッと旅~」を制作した。映像をインターネット上で公開しているほか、冊子を阪神電鉄の主要駅で無料配布している。
生活環境学部情報メディア学科の丸山健夫教授ゼミ所属の4回生13人が、昨年3月から約1年かけて制作。シナリオや絵コンテの作成、撮影、演出、取材、編集、紙面制作のすべてを学生らで分担した。
新在家、芦屋、西宮、此花の阪神沿線4エリアで約4~10分の映像を撮影。学生が友人同士で駅周辺の飲食店や文化施設などを散策し、町の魅力を再発見する内容で、駅構内での電車撮影では阪神電鉄が協力。映像を阪神電鉄や大学のホームページで公開している。
冊子はA5判カラーの21ページで、沿線の町歩きスポットを地図と写真を使い、紹介。約1万5千部をつくり、阪神梅田、三宮、尼崎、甲子園、御影の各駅で無料配布している。
制作プロジェクトリーダーを務めた飯田菜月さん(22)は「膨大な量の映像の編集作業は大変だったが、大学卒業の記念にもなる作品が残せた」と話している。