4月から年金制度にもさまざまな変更点がある(本文とは関係ありません)【拡大】
おばは年金でグループホームに入っていたが、子供がおらず、おいやめいが何くれとなく生活に気を配っていた。しかし、おばの死亡後、当時の社会保険業務センターから年金返還を求められた。生前の年金だったが、支給日に死亡していたためだ。グループホームの費用に充てていたが、結局、親族が工面して返還した。
今回、生計同一であれば、おいやめいも未支給年金を受け取れるようになった。岡田さんは「あのときは驚きました。わが家は今、また別のおばを世話しているんです。兄弟姉妹や子供がいないと、おいやめいしか世話する人がない。制度が変わったのは良かったと思います」と言う。
未支給年金の支給をめぐっては、おいやめいだけでなく、義父母を介護していた嫁からの苦情も多かったようだ。嫁には相続の権利がなく、夫の死亡後に義父母の介護を続けても未支給年金は受け取れなかった。4月からは生計同一であれば未支給年金が受け取れるようになる。「介護をしても報われない」との声は根強いが、小さな一歩になるかもしれない。