4月から年金制度にもさまざまな変更点がある(本文とは関係ありません)【拡大】
■6月支給分から0.7%減
年金額は4月分から0.7%引き下げられる。4月分の年金支給は6月なので、実際に減額が反映されるのは6月支給分からになる。
年金額は過去の物価下落に合わせた減額をしてこなかったために、現在、本来水準よりも高い額が支給されている。昨年から3回に分けて本来水準に戻される予定で、今回は物価や賃金の動向を踏まえて、0.7%の減額となった。
実際の引き下げ幅は端数処理などにより、完全に0.7%と一致するわけではない。減額幅は国民年金が満額の人で月額475円。月額6万4875円だった国民年金が6万4400円になる。厚生年金の場合は、会社員生活を40年送った夫と専業主婦の妻の「標準世帯」で月額1666円下がり、22万6925円になる。
ただ、今回の年金減額は消費税引き上げと同時に実施されるため、住民税非課税の人には追って給付金で加算が支給されることが決まっている。近く、自治体で手続きが始まる「臨時福祉給付金」で、対象者のうち約1200万人の老齢基礎年金や遺族基礎年金などの受給者には給付金本体(1万円)に5000円が加算される。
一方、年金の保険料額は引き上げになる。国民年金保険料は月額210円引き上げられ、1万5250円になる。国民年金保険料の納付場所は昨年末に拡大された。従来の銀行、信用金庫、郵便局、コンビニエンスストア以外に、一部ドラッグストアなどでも納付できるようになった。