「苦しかった」必死に舞台上がり続けたオール巨人さん C型肝炎闘病記 (4/4ページ)

2014.5.25 07:36

 「漫才では阪神くんが腕をつかんで止める場面があり、どんどんぼくの腕が細くなっていくと感じていたらしい。友達には『つらそうだ』『やせてきた』と話していたみたいです。でもぼくには絶対に言わなかった。過剰に気遣いしない気遣いは、ありがたかった」

 コンビ結成から約40年。当初20年ほどはけんかばかりで、コンビ解散の危機も何度もあったという。しかし、阪神さんの離婚や巨人さんの闘病など、一方のトラブルを相方が支えるたびに絆を強めてきた。

 巨人さんは漫才師を「2人リレー」に例える。しんどくなったら相手にバトンを渡せば走ってくれる、相手がしんどくなったら自分がバトンをもらう-。

 治療を終えて体調はすっかり良くなり、これからも2人で舞台に立ち続ける。「治療をして本当に良かった。だからみなさんに、症状がなくても検査を受けて早期発見してほしいし、一刻も早く治療を初めてほしいと訴えたい。ウイルスが1つなくなるだけで、見た目も若返りますよ」

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