今井教授は「糖尿病は生活水準の上昇とともに増える傾向があり、中国をはじめ、アジアで爆発的に増え始めている。食べ方一つで予防できる私たちの研究を世界に広めていきたい」と話している。
■野菜→タンパク質→炭水化物 「食べ順」が定着
今井教授は、血糖値の上昇に食事の順番が影響することを研究した第一人者として知られる。
まず野菜を先に取り、続いてタンパク質のおかず、最後に炭水化物のご飯やパンの順で食べた方が良いことは、今や多くの人に認知されている。これを提唱したのが今井教授だ。
ただ、単調な野菜では食が進まない人もいることから、5月に『元祖「食べ順」 野菜から食べるおいしいレシピ集』(新星出版社)を刊行。食事の最初のメニューとしてカレー風味のキャベツ浅漬けやこんにゃくステーキを紹介している。