出前講座で還付金詐欺について説明する真鍋重朗さん。被害防止には高齢者だけでなく、周りの見守り者への啓発も欠かせないという(真鍋さん提供)【拡大】
「悪い人なら直接会ったりしない」「わざわざ会いに来るのは本当に困っているからだろう」と思う高齢者の心理を巧みについた手渡し型。銀行振り込みのような上限金額がないことから、1度に200万~300万円など多額の金額をだまし取られることも少なくない。被害者の多くが、「すぐにお金が必要」との言葉を真に受け、誰にも相談することなくお金を渡す。犯人は、高齢者が多額の金額を銀行で引き出す際に「振り込め詐欺の被害に遭っているのではないですか?」と声を掛けられるのを見越し、「リフォームに必要なお金と説明するといいですよ」などのアドバイスまでするという。
未公開株詐欺や還付金詐欺など、よくあるもうけ話にだまされてしまう高齢者も多い。こうしたもうけ話は電話や訪問販売での勧誘がほとんどだ。この際も「自分の話をじっくり聞いてくれた」「親切にしてくれた」など高齢者の心に入り込み、お金を引き出させるケースが目立つ。